小児矯正について
小児矯正は、顎骨のバランスや大きさを整えるための1期治療（骨格矯正）と、顎の成長が終わってから歯の位置を整える2期治療（歯列矯正）があります。
1期治療は、顎の骨がまだ軟らかく、これから成長していく12歳頃までのお子様に対して行われます。
ある程度顎の成長をコントロールしながら矯正していきます。
1期治療で顎の骨を整えれば永久歯がきちんと並ぶ土台が出来るので、2期治療を行わなくても大丈夫となるケースもあります。
但し、一般的には2期治療を行い、ワイヤーやブラケットを用いて歯並びを矯正します。
矯正治療が終了したら、保定装置によって後戻りを防ぎます。
MRC矯正
MRC矯正は、トレーナー装置という柔らかいシリコンでできたマウスピースを使用します。
この矯正装置を装着することにより、お口の周りの筋肉の動き方も変わっていくので、噛み合わせを調整することが出来るのです。
使用するマウスピースは、患者様の状況に合わせて、最適なものを選びます。
取り外し式ですので、起きている時1時間以上と、寝ている時にはめて使います。
使い続けることで、少しずつ呼吸や歯の周りの筋肉が変わってくることで、自然と歯並びも治ってきます。
当院では、必要に応じて固定式の装置も併用しながら歯科矯正していきます。
ご本人の協力が不可欠です
MRC矯正は、ご本人と家族の協力が必要不可欠です。
お子様が自ら口腔周囲筋のトレーニングを行わなければ十分な効果が得られません。
この治療を行なう前には、ご家族の方への説明を丁寧に行いますので、疑問点などがございましたら、その際に何でもご確認ください。
